共闘編_玖

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  鏡が苦笑を漏らす。 「・・・・・俺は、空気、か?」 しまった、と慌てて、上を見上げる。 でも、鏡は怒った様子はなく、嬉しそうに微笑んでいた。 すかさず、要夫婦が突っ込みを入れる。 「ああ、やっと、来たな」、と要。 「本当に、やっと、ですね・・・」、と由香里。 気兼ねの無い感じが親しさだと分かる。 鏡がもういい、と言う感じで、要夫婦を手で払う。 「・・・さっさと目的を果たす。 ・・・・・・・おやっさんはどこだ。」 ああ、と要が顎で差す。 「今、議員の相手中だから、あちらで待とう。」
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