共闘編_捌

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  祖母は祖父に使えていた小作人の娘で、二人は幼馴染だった。 落ちぶれたとはいえ、 身分違いの結婚は、古い慣習の残るその地域では 受け入れられる訳がなく、反発にあった。 その上、 祖父はその頃にしては垢抜けたハンサムで、働き者。 娘をもらってくれるなら、家ごと面倒をみてもいい と言う申し出さえあったという。 それでも、祖父は祖母を選び、思いを貫いた。 2人には心強い援軍も居たという。 ・・・・・・・曾祖母、だ。
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