共闘編_捌

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  2人で結婚を曾祖母に願い出ると、曾祖母は喜んだ。 「愛する人に出会えたのなら、 その幸運を、大切に、大切にしなさい。 その上、 愛する人が自分を愛してくれたのならそれは奇跡。 ・・・決して、手を離してはいけない・・・ どんな時も、互いに手を離さなければ、 何時だって、どんな所だってきっと極楽にする事ができるから・・・」 曽祖父と曾祖母は、所謂、見合い結婚で その当時にはよくあったらしいが、 結婚初日まで顔すら見たことが無かったらしい。 それでも、二人は仲睦まじい夫婦だったそうだ。 曽祖父は曾祖母を何より大切にし、 曾祖母は曽祖父を心から愛した。 ・・・。 曾祖母は戦争に行ったまま、 帰ってこない最愛の人を死ぬ間際まで、思い続けたという・・・
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