私は別に…お母さんが…

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「はい?何でしょうか…確かに青野正志とは僕です」 沙織ちゃんが、引きつり青筋顏で「気持ち悪い…」を浮かべていた。そんな顔をすんなって…俺はこう見えても紳士なんだから。 「やっぱり!正志お兄ちゃんですか?」 お兄ちゃん…お兄ちゃんか…、沙織ちゃんのあだ名的呼び名では無く、本当に親しい間柄の呼び名に聞こえる。 思い出せない…思い出せない…こんな可愛らしい黒髪ロングなんて知ってたら早速イジメてるではないか?
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