大嫌いと言われた。

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「あの…正志くん…」 オドオドと声を掛けてきた沙織は、新しくできた兄に戸惑いながらも、勇気を振り絞って正志を見ている。 「…何か用?」 「お母さんがね…もう少しで夕ご飯できるからって」 「そう…ありがとう。もう少ししたら帰るから、先に食べててと伝えて。」 沙織は小さな声で「分かった…」と、言い残し帰っていく。
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