第1章

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あいつらの勘通り、朝礼の時に、先生から「今日は転校生がいる。」と告げられた。 男子達は、みんな叫んでいる。 先生「では、伊藤千晃さん!入っていいぞ!」 千「あ、はい…」 緊張しているのか、目を泳がせている女の子が入ってきた。 確かに、フワフワしてて可愛い。 千「伊藤千晃ですっ。えっと、クラスの皆さんと仲良くしたいです。」 挨拶を終えると、やっぱり俺の席の隣に座った。 千「あ、あの…っ。よろしくお願いします」 おどおどしながらも、話しかけてきてくれた。 真「ああ。よろしくな。俺は與真司郎。皆からは真司郎って呼ばれてるけど、何でもええよ。」 千「じゃあ……真ちゃん……」 真「真ちゃん……?(笑)」 千「あ、馴れ馴れしいか(笑)じゃあ真司郎君?」 真「真司郎君は何か嫌やわ。真ちゃんでええよ(笑)」 千「わ、分かった…///」 彼女の顔を見ると、可愛い顔がみるみる真っ赤になり、一層可愛く見える。
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