校内1の美少女-Sideゆず

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「ゆず、また告られたって!?」 お昼休み。 いつものように屋上で、仲良し3人でお弁当を広げてランチタイム。 5月のこの季節が屋上でご飯を食べるのに一番いい季節かもしれない。 「…情報、はやっ」 おにぎりを頬張ったまま目を見開くのは、あたし神崎ゆず。 「ゆず、食べながら喋らないの」 汚いなあ…と呆れたように小さな溜息を吐くのは、あたしの幼稚園の頃からの親友、松井可奈。 「で、で、誰なの~!?」 すごい勢いであたしに迫ってくるのは、高校に入ってから仲良くなった森田愛美。 「2年になってから何人目?」 愛美はあたしに掴みかかる勢いで身を乗り出してくる。
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