花に嵐編_壱

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花に嵐編_壱

  無事、役目を終えて帰ると、 鏡が受注を祝って盛大に飲み会を開いた。 古株連中が、涙を滲ませる。 「うぅ・・・、やっと、社長がまともな案件取ってきた・・・」 たしかに・・・と頷いたのは、社員全員。 だが、鏡に意図は伝わらない。 いや、伝わっているが無視された。 「それはよかったな!」 この案件は会社にとって大きな一歩だ。 この案件の成功如何が、社運に繋がる。 携わるもの全員の気が引き締めるのは、言うまでもない。
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