花に嵐編_壱

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  今回の案件は、あらゆる意味で特別な案件のため 神田と2人で、プロジェクトを管理することになった。 名目上、私がプロマネになるが、決済は2人でしていく。 それだけ、ミスが許されない、ということだ。 中堅どころが各チームのリーダーに決まり、磐石な体制を組む。 打合せは個別、全体と平行で進む。 この案件だけは落とせない。 会社にとって、というだけでなく、私にとっても・・・。 ・・・聡の期待にこたえたい・・・ 娘とまで思ってもらえなくても、 あの優しい微笑みの先にもう一度、顔を上げて立ちたい。 だから、自分の持てる力全てをこの案件にぶつける。
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