花に嵐編_壱

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  『・・・・確かに、自分でさえ、誰だこれ?、と思った・・・』 だが、 そこまであからさまにされるのは、さすがに、心外、だ。 ・・・とにかく、堪えよう、と目を瞑る。 なのに、神田の呟きが 私の僅かに残った忍耐をぶち壊す。   「・・・・馬子にも衣装、とは良く言ったものだ・・・・」 ピクッと私の顔が引きつる。 空気の読めない男NO1の山内が早速、被害を広げる。 「神田さんっ!!だめでしょ?!! そんなこと、はっきりいっちゃ!!!」
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