1人が本棚に入れています
本棚に追加
突然、子犬たちが盛り上がり始める。
「それ、いいなっ。ボスよりずっといい!!」と子犬1。
「おう、なんか、うちのチームだけの特別感あるよ。」と子犬3。
「だろ?!ぴったりだしなっ!!」と子犬2。
どうですか?!、と三匹の子犬が私を尻尾を振って見つめる。
イジワルな神田は、先を見越して、既に笑いを堪えている。
怒り心頭の私は、1度、それを飲み込み、冷ややかに笑う。
子犬たちもその表情の意味をよく知っていた。
だから、
一気に青ざめ、ブルブルと震え始め、尾っぽを丸めた。
私は淡々と命令した。
「矢田、山内、山田。進捗。」
最初のコメントを投稿しよう!