ある日のカンベ君

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この体勢の方が取り出しやすいんだろうか。 悪魔からの解放しか頭になくて、何の疑いもなしに先輩に背後を取られた俺は。 「ひゃっ……! やっ、何すかっ!」 後ろの穴に追加されたローションの冷たさに小さな悲鳴を上げた。 「何って、痛いのは嫌やろ?」 え、抜く時も痛いの? 「それは嫌っすけど……ぁっ、やだ、っ……!」 コードを辿って中に入り込んできた先輩の指が内壁を擦る度に身体がビクビクと痙攣する。 「ヒロん中、めっちゃ柔らかくなっとる……。そんなにローター気持ち良かったんか?」 「違っ……そんなんじゃっ……」 壁に当てて身体を支えている手も震えていて、グッと腕を突っ張っていると。 「ほら、ここ。当たると気持ちえぇやろ?」 俺の中で玩具を探り当てた先輩の指が、わざと前立腺に当たるように玩具を動かしてきた。 「ふぁ、あっ、そこ、やっ……!」 嫌だと頭では思っているのに、無意識に腰が揺れてしまっているみたいで。 嫌々と首を横に振っても先輩に「嫌やないやろ?」と耳元で甘く囁かれた。 .
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