女詩会

4/4
前へ
/6ページ
次へ
『それは形あるものでなく』 互いに想いを通わせることなく 過ぎ去った時間は遙か遠く それでも今なおこの胸の奥には あなたへの気持ちが眠っている あなたの落ち着いた低い声も そっと触れた指先の温かさも 優しい光をたたえたその瞳も 自分の他には見せない表情も あなたから向けられる全てが 自分が特別だと教えてくれた 言葉なんてなくても 形なんてなくても ずっとあなたを感じてた もう一度会えたなら もう一度触れ合えたなら きっとそこから 二人の時は動きだす  
/6ページ

最初のコメントを投稿しよう!

11人が本棚に入れています
本棚に追加