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乗り換え駅で、俺は来ていた電車に飛び乗った。
その駅では美味しいラーメン屋が有名で、朝から何も食べていない俺のすきっ腹には嬉しい替え玉もあった。
でも、家に帰れば妻の裕美がメシを作って待っているんだろう。
早く帰ってやりたいし、娘の梨花にも早く会いたい。
電車のドアが閉まると、メールが来ていることに気が付いた。
乗り換えしていて慌てていたせいか、気が付かなかった。
『今日は梨花を連れて実家に行くから、ご飯ないよ』
その一文を見た瞬間、俺の空腹の腹が勢いよく鳴った。
家にはカップ麺一個たりともない。
近所から車を10分程度走らせないとコンビニだってない、田舎なのに。
俺のメシは一体どうしたら良いんだ。
何を食って飢えを凌げばいい。
帰りの電車の中で俺は必死に考え過ぎて、戻ってラーメンを食べるという事を忘れてしまう程だった。
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