花に嵐編_肆

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  私は努めて淡々と言う。 「荷物が、また、届きました。 ・・・迷惑だ、と申し上げたつもりですが・・・ お分かりいただけませんか?」 巧は無言になった。 私は構わず続ける。 「お気持ちはありがたいと思いますが、私は仕事以外で・・・・」 巧がそれを遮る。 「ごめんっ!!!!」 んっ!、と息と一緒に私は言葉を飲み込む。
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