花に嵐編_肆
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困り果てた私はもう一度溜息をつく。 その後から湧いて来たのは、フツフツと燃え滾る様な怒り。 『あんの馬鹿、全然、分かってないじゃないか!!』 私が本気で担当替えを考え始めた時、 神田が片手で軽そうに花束を持ち上げる。 「受付に飾ってもらえばいいだろう。 顧客には、 事務席には勿体無い綺麗な花でしたので、とでも言えばいい。」 こういう時の神田は本当に頼りになる。 ・・・・私とは経験値が違う。
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