花に嵐編_肆

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  私が小さく頷くと、神田がポスッと頭に手を置く。 「・・・困ったら言え。 ・・・・・・・・・ついていってやるから・・・」 私はウルッとしたのを口をへの字にして、耐える。 だから、つい、イジワルを言い返した。 「・・・今度は、裏切らないですか?」 プッと噴出して、神田はワシワシと私の頭を撫でた。 「ああ。約束する。」 私は斉藤宛にメールを送った。 ・・・巧はCCにしてやった。 『お世話になっております。 データ、確かにお預かりしました。 解析がすみましたら、 また、後日、お伺い致したく存じます。 宜しくお願いいたします。』 ヨシッ、と送信ボタンを押し、矢田に全データを渡して 私は自分の仕事を始めた。  
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