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私が小さく頷くと、神田がポスッと頭に手を置く。
「・・・困ったら言え。
・・・・・・・・・ついていってやるから・・・」
私はウルッとしたのを口をへの字にして、耐える。
だから、つい、イジワルを言い返した。
「・・・今度は、裏切らないですか?」
プッと噴出して、神田はワシワシと私の頭を撫でた。
「ああ。約束する。」
私は斉藤宛にメールを送った。
・・・巧はCCにしてやった。
『お世話になっております。
データ、確かにお預かりしました。
解析がすみましたら、
また、後日、お伺い致したく存じます。
宜しくお願いいたします。』
ヨシッ、と送信ボタンを押し、矢田に全データを渡して
私は自分の仕事を始めた。
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