花に嵐編_肆

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  『・・・・・もう、やだ・・・・・・』 ・・・・・・矢田たちを一喝する気力もない。 疲れた・・・・・、本当に、疲れる・・・・・・   こんな形でさえなければ、 熱心に好意を示される事自体は確かに悪い気はしない。 それでも、こんな風に職場に 仕事に影響するような形でアピールされるのは不快でしかない。 何より、 これでは、私が女であることを利用して この仕事を取ったみたいじゃないか・・・ 別に、女であることを利用することが悪い、とは思わない。 ただ、私のやり方とは違う。 私にとって、仕事上、女ということは邪魔でしかない。
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