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ただでさえ、今、
鏡との関係でゴチャゴチャ言われているのに
また、鬱陶しい噂に振り回される・・・・
皆、私が女だと言うことなど、
頭の中から抹消してくれればいいのに・・・
そもそも、私は巧の気持ちに応えるつもりはない。
巧の年は聞いていないが、どう見ても私より物凄く若い。
・・・何より、巧と一緒にいると疲れる。
二度と面倒を起こさない様に、
はっきりと拒絶したい所だが、なにせ、相手は顧客。
何か言われた訳でもないのに、あからさまなことはできない。
それでも、その気がないことはやんわりとだが、
何度も、確実に、伝えているのに、巧は一向に態度を変えない。
『きちんと言うべきかなぁ・・・、でも、なぁ・・・』
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