出会い

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途端、ぬいぐるみはうわっと言い、手を口にあてて大きくのけぞった。 「え?軽っ!おっちゃんの扱い、軽っ!! そしてあーだ、こーだと喚き始める。 「ないわぁ、今の発言はないわぁ。アリかナシかでいえば、今のは完全に「ナシ」よね。確実に「ナシ」。だってヘリウムやん!おっちゃんへの扱いの軽さ、ヘリウムレベルやん!」 「って誰がヘリウムやねん!甲高い声出したろうか!!」 「はは・・」 一切面白く無いノリツッコミにどう対応して良いか分からない私が辟易としていると、ぬいぐるみはガクッと肩を落とした。
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