第1章

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ギラギラと暑い熱を容赦なく送りつける太陽が頭上にある真っ昼間。 鈴木和夫は会社の後輩高見沢裕司と共に会社に向け黙々と歩いている。 道行く人が皆この暑い天気を気にする素振りを見せずに黙々と歩いていた。 後輩の高見沢が声を掛けて来る。 「先輩、そこの公園涼しそうですよ、休憩しませんか?」 高見沢が指差した、熱射を浴びせる太陽の光を遮る樹木が生い茂っている公園の中を見た鈴木が返事を返す。 「そうだな、そろそろ昼飯の時間だ、休憩を取ろう」 2人は公園の手前にあるコンビニの出入り口に、首から下げているスマホをかざし中に入る。 弁当と冷たく冷えたお茶のペットボトルを手にしてカウンターに行き、レジの機械にスマホをかざし店を出る。 鈴木と高見沢は樹木が生い茂り心地良い風が当たる公園のベンチに座り、買ったきた弁当を広げお茶を飲む。
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