第1章

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私が目を覚ますと病院のベットの上にいた 思うように身体が動かない 隣で母が泣いている どうやら私は事故にあったらしい 彼氏とドライブ中、目の前を走るダンプカーが横転し彼氏の車を一瞬にしてスクラップにした 私達は意識不明の重体で病院にかつぎ込まれた 私が目を覚ましたのは奇跡だとお医者さんは驚いていた そんな事より大事なことがあります、私の彼氏…私の夫は無事なのでしょうか!? お医者さんに詰め寄ると暗い顔で小さく首を横に振った 私は全身の力が抜け胸が張り裂けそうな思いになる いっそこのまま張り裂けてしまえばいいのに… お医者さんの話によると彼氏も大変危険な状態で意識が戻らなかった 私が目を覚ますほんの10分前に息を引き取ったと伝えられた 悲しみと後悔でもう頭がおかしくなりそう ああ、あの悪夢が現実になるなんて… さようなら、私の最愛の人。
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