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そんなある日、いつものように可愛い弟のような俊君と外で遊んでいた。
三輪車を押しながら、少し離れた空き地に向かっていると
「陽司…陽司」と僕を呼ぶ声が聞こえた。
急いで俊君を連れて家に帰り、叔母さんに
「おじいちゃんが呼んでた」と叫んだ。
「早く…おじいちゃんが待ってるよ」
と、急かされながらおじいちゃんの部屋に入った。
祖父のすぐ側に座り手を取った。
そうして五分程時間をおいて目を開くことなく息を引き取った。
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