第1章
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「ロシアに行ってみたい」 友蔵と高木の話を盗み聞きした、おはんがそう言った。 「子供が口出す事じゃなか」 内心外国行きに反対だったトミは、そう言っておはんを叱った。だが、話を持って来た高木は大喜びだった。高木は大柄で髭が濃い、口の上手い男だった。 「また、おはんはそんな事を言ったの」 家に帰って来て、その話を聞いたふでは、おはんの外国行きの話は、もう聞き飽きたと機嫌が悪い。
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