第1章

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だがふでは、ニコラエフスクに移住してからも「おはんに騙された」としつこく愚痴をこぼした。高木は言わなかったのだが、ニコラエフスクでは明治34(1901)年に日本人の漁業が禁止されていて、ふでとおはんがまた奉公に出る事になったからだ。
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