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私はため息を大きくついた。
「・・・このようなことをされては困ります。
そう、伝えたつもりでしたが、
お分かりいただけませんでしたか?
貴方がまだこのようなことをするのかは理解できませんが
本当に、迷惑です。
どうかお引取りを。」
巧は苦笑する。
「・・・全く・・・
由紀さんは本当に、予想外だよ。
女性を迎えに来て、お引取りを、なんていわれたこと無い。」
巧は彼らしいチャーミングな笑みを浮かべながら
花束を片手で持ち上げ、私に差し出した。
「・・・・でも、だから、君がいい。」
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