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「ちょっとっ」
「さっき見えたんだ、このパンツ」
ウエストのゴム部分を上からなぞり、肌との境目をするりと撫でる。
「こ、これは、何となく気を引きしめようかなって思って……。それにせっかくのプレゼントだから穿かないと悪いし」
そっぽを向く斗眞の顔が少しだけ赤い。
「気に入ってくれたんだ?」
「そんなに気に入ったわけじゃないけど……でもそんなに悪くはないよ。ただお尻がスースーするのがちょっとね」
思いの外悪くない反応に、布がない部分の肌の感触を楽しみながら思いきって赤の存在を告げてみた。すると斗眞は目を丸くして驚いたあと溜め息をつく。
「それも穿けって?ボク、スポーツ選手でもなんでもないんだけど」
「まあいいじゃん。こうやって斗眞の可愛いお尻が生で触りたい放題だし。それになんか興奮するし」
再びハァっと盛大な溜め息をつかれた。
「たまにしか穿かないからね」
「わかってるって」
呆れ顔の斗眞と目をあわせてニイッと笑うとはにかんだ笑顔が返ってきた。
オレにあわせてくれながらも、斗眞自身もそれなりに受け入れてくれてることが嬉しくて、頭を引き寄せ唇を重ねた。
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