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「あ、あなた。そんなペラペラ教えちゃって、大丈夫なの?」
『知りたくねーなら、別に良ーけど』
「あー!待って!待って!分かったわ。ありがとう。
でも…その様子じゃ、実行犯が誰だかも知っているはずよね?答えなさい!」
『だから今、言ったじゃん。一人は黒人。一人は社長の側近の若い男だって』
「”社長の側近の若い男”…?」
『で、伝えたい事って?』
マリアは机に置いてあった、一枚の紙切れを左手に持った。
「『優しい部屋』についての情報よ。今こそ、使うべきときが来たの」
『はぁ?』
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