第42章:いつかの敵は、今日の仲間

12/25
前へ
/25ページ
次へ
「あ、あなた。そんなペラペラ教えちゃって、大丈夫なの?」 『知りたくねーなら、別に良ーけど』 「あー!待って!待って!分かったわ。ありがとう。 でも…その様子じゃ、実行犯が誰だかも知っているはずよね?答えなさい!」 『だから今、言ったじゃん。一人は黒人。一人は社長の側近の若い男だって』 「”社長の側近の若い男”…?」 『で、伝えたい事って?』 マリアは机に置いてあった、一枚の紙切れを左手に持った。 「『優しい部屋』についての情報よ。今こそ、使うべきときが来たの」 『はぁ?』
/25ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加