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(久美)どこの人なんだろ?
久美と司はあの男のことを疑問に思いつつデートを続けた。この日は二人で水族館へ行った。
(久美)あー楽しかった。
(司)良かった。久美ちゃんが喜んでくれて
二人は陽二たちの屯してる。喫茶店へ向かった。とは言ってもそこは久美のバイト先でもある。
(司)みんな
(エイジ)たく、お前らイチャイチャしてんじゃねえよ
(久美)いいじゃない。エイジ君も美香ちゃんがいるじゃない
(司)そうだよ
(エイジ)あ、そうか
ベシッ
(エイジ)痛てえ! 何すんだよヒサ
(飛雄)悪い、手が滑った。
(エイジ)わざとだろお前
そんな光景を久美と司は笑って見ていた。
カランカラン
そこに客が入って来た。司たちが振り返った先には朱雀の紋章を背負った男、啓生と沙羅だった。
(司)あ、君はさっきの!
(啓生)さっきはどうも
(陽二)司、知り合いか?
(司)うん、ちょっとね
(啓生)火野啓生です
(沙羅)上村沙羅です。
(飛雄)おお
(エイジ)よろしくな
ピルルル
誰かの携帯の着信が鳴り響く
(陽二)悪い俺だ。もしもし?
(カズ)あ、陽二。
連絡をしたのはBEASTの幹部で陽二たちの親友の数俊からだった。
(カズ)ちょっと厄介な情報が入ったんだ司と一緒に来てくれ。
(陽二)どういうことじゃ?
(カズ)詳しいことはあとじゃ
(陽二)分かった。司、カズが何か情報を仕入れたらしい俺と一緒に来い
(司)カズ君から! 分かった。
(陽二)ヒサ、エイジ。お前らも何か不穏なことが起ってないかメンバーに確認しろ
(飛雄)分かった。
陽二と司は急ぎ喫茶店を飛び出した。
(飛雄)エイジ俺たちも行くぞ。極楽蝶の奴らを片っ端からあたるぞ。
二人も後から喫茶店を飛び出した。
(久美)相変わらずなんだから
(啓生)あの久美さんでしたっけ?
(久美)ええ
(啓生)極楽蝶のこと詳しく教えてください。
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