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ごめん
最初に気づいたのは俺じゃなくて君の幼なじみだった。
俺が気づいたのは彼に言われてやっと気づいた時にはもう君は傷だらけでもう壊れてしまっていた。
君が優しい微笑みを浮かべながら俺を撫でてくれた手も傷だらけで、優しげに俺の名を読んでくれた声も出せなくなってしまっていて、何もかもボロボロだった。
俺があんなことしなければ君は今でも俺のとなりで笑ってくれていたのかな?
こんなこと聞いても過去には戻れないのに過去に戻りたいと願う俺を君がみたらいつものようにその優しい微笑みを浮かべながら優しい声で
「まったく、あなたって、本当にバカね」
って声を掛けてくれるかな?
もしそうなら、俺は君のいる過去に戻りたいよ。
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