花に嵐編_拾壱

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花に嵐編_拾壱

  鍵を閉めた後、 暫く、私に背を向けていた遼がボソッと呟いた。 「・・・・・・・・・・・・助けてあげようか?」 えっ?、と私が聞き返すと、遼が振り返る。 そして、優しげな微笑を見せる。 「・・・。 許して下さいって、謝ってよ。 で、私と付き合って下さいってお願いして見せてよ。 そしたら、最初の計画に戻してあげてもいいよ。」
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