花に嵐編_拾壱

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  いやっ!!!、と叫び、 全身をバネのように跳ねさせ、拒絶する。 だが、遼はそんな私を楽しむように、見下ろしていた。 「君の父親は知らぬうちに再婚していた。 そして、君を押し付けて以来、 一度も君の、君たちの元へ現れなかったというのに 借金を抱えて首が廻らなくなった途端、再婚相手をよこした。 そして、断る祖父を再婚相手はこう脅した。 ”負債が片付かないなら、 表で待っている男が由紀を連れていくと言っている” 多額の負債を清算するため、祖父は代々守ってきた田畑を売った。 なのに・・・・」 「やめて!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
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