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抵抗する私の手足首に
手錠が食い込み、ギシギシと音を立て始める。
・・・・・恐怖から痛みを感じる余裕もない。
遼はまるで私を破壊することを楽しんでいるようだった。
「祖父が君に、と残した遺産であった母屋すら
君の父親は勝手に売り、君を追い出した。
病床の祖父が
それだけは守って欲しいと遺言したにも関わらず。」
ポロポロと涙が零れ落ちる。
『イヤだ、イヤだ、イヤだ、イヤだ、イヤだ、イヤだ、イヤだ・・・・・』
この蓋には触れたくない。
・・・・・・・・・・・・・・・・・この蓋は、怖い。
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