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私の心を見透かすように、遼は耳元で囁く。
「・・・・・・・・・・・・・・憎い、よね。」
ギューーーーーーーーッと身体に力が入る。
必死に首を横に振って、意識を深い穴から遠ざけようともがく。
だが、遼はそれを許さない。
「殺したいほど、憎いだろ?
・・・・・全部、壊してやりたいだろ?
君が受けた、
いや、祖父母が受けた、全ての仕打ちを許せないだろ?
・・・・・・・・・・親を呪っただろ・・・・・・・・」
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