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耳元で呪いの言葉を繰り返す。
「恨んでいるんだろ?憎いんだろ?
なぜ、認めないっ?!」
私は気が狂ったように首を横に振り、イヤだ、と伝える。
だが、遼は怒鳴り声を上げる。
「壊せ!お前を苦しめた全てを壊せ!!!!!
憎んで、当然、だろう!!必然、だろが?!!!!!!
認めろ!!!!お前も認めろ!!!!
それが、俺が、俺たちが、生まれ落ちた理由なんだよ!!!!!」
私はガタガタと震え始め、意識が深い穴に落とされる。
蓋が微かに開いた、と瞬間、分かった。
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