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今日も快晴。
ヘム君の手作りのお弁当を持って大学に自転車を走らせる。
「おーい」
誰かが後ろから自転車で追いついてくる
「はよっ」
「んー、おはよう」
追いついてきたのは同じ教室で講義を受けている雄也だった。
「お前も今行くのか?」
「うん、早い目にいって少しでも課題減らさなくちゃ」
「そうかぁ、俺もあの課題いい加減手えつけないとなぁ」
「ま、まだやってないの?」
「うん」
にこやかにうんと言われても困るのではあるが。
「雄也、班の人は」
「カナミがインフル、冬馬が風邪だな。
あと柊は何時ものアレ」
「奏実ちゃんはなんでまた夏にインフルに…まぁあの子が変な季節に変な病気するのは何時ものことか…」
「あいつ、北欧神話のアポロン崇拝してるし、疾病の矢でも打たれたんじゃね?」
「かもしれないね。
柊さんはあれだけ自由人?…というか放浪しててどうやって単位とってるんだろう…」
「さぁな。
少なくとも俺の班で動けるのは俺だけなんだよな」
「…やってなくて冬馬とかに怒られるのは雄也だと思うけど」
「…おおこわこわ」
その後もたわいもない話をしながら学校に向かった。
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