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「帰りが遅くなるから、ご飯先にたべてて…と」
都心、通っている大学のピロティからライムを使って連絡を入れる。
愛しい人からはすぐに既読と返信が帰ってきた。
「わかった、待ってる」
待ってくれるのは何時ものことで、返信にも予想はついていた。
最近、待たせてばかりで正直ヘイムダルには申し訳がつかない。
「ここ毎日だし、遅くまで起きてるのは大変だろうし、待たなくてもいいんだよ?」
「待ちたいから待つ。」
思わず笑みがこぼれた。
ライムを終了させるとラグナロクに一件の通知が入っていた。
思えばヘイムダルと出会ったのもラグナロクが始まりだった。
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