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彼女からのメールに、俺は戦慄した。
他人から見れば『幸せいっぱい』なこのメール。
だが、
だがしかし。
俺にとっては死刑宣告にも等しい、恐怖のメールなのだ。
誤解のないように言っておくが、俺は彼女を愛している。
誰より大切な女だと思っている。
美人でスタイルも抜群だが、イヤミがなく清楚。
旧家のお嬢様で品が良く、同性からも好かれる明るく優しい性格。
病気で身体が不自由な父親を懸命に介護しているという母親の影響だろうか、彼女もまた非常に献身的だ。
もちろん家事全般も得意で、どこに出しても恥ずかしくない最高の女性である。
俺も(自分で言うのもなんだが)結構イケメンだし経済力も人望もそれなりにある、男としては上の方……モテるタイプだと思う。
それでももったいない、出来過ぎだと感じてしまう程、彼女は素晴らしい。
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