第3章

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結局・・・土日のお休みは、そんな事をウダウダと考えながら過ごしてしまい・・・ しかも、それだけでは飽きたらず、約半日を費やして、例のファイルと睨めっこしながら自分の気持ちと向き合ってみるという、「一人カウンセリング」の領域にまで足を踏み入れてしまっていた。 Q:『あなたは、城崎氏の事をどう思っているのですか?』 A:まぁ、ハッキリとは分かりませんが、どちらかといえば「好き」な方・・・と言えるんじゃないでしょうか? Q:『いったい、どの辺りが好きなんでしょうね?』 A:うーん・・・隠された心遣い、とでも申しましょうか? おそらく、そのような謎の部分に惹かれるのではないか?と。 Q:『ホントは、どこが好きなんですか?』 A:あー・・・手、手です! Q:『ウソはいけませんね・・・それでは、その手でどうされたいと思っているのですか?』 A:はいっ!いろんなところを、触られまくりたいですっ! Q:『べつに、そこまで明け透けにお話いただかなくてもけっこうですが・・・』 A:すみません。つい、勢いで・・・ ・・・はぁ。 つまんね。
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