六月二十四日

1/6
前へ
/6ページ
次へ

六月二十四日

その日は僕の心を言いようのない強い焦燥感が支配していた。 何に焦りを感じているのかは僕にもわからない。ただただ強い焦燥感がそこに漠然とあるだけで。 それと同時に、僕の心はたそがれ色のようなものにも支配されていた。 いや、支配されていると言うよりは、僕がまるでたそがれ色になってしまったかのようだった。
/6ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加