六月二十四日
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胸のあたりにビー玉のように何かが突っかかり、喉を掻き毟りたい衝動に駆られる。 その何かによって息が詰まり、言いしれぬ不安が心をかき乱す。 たった今登りきった階段の上に立ち、そのまま、地球から呼ばれるままに落ちてみたくなった。 頭がストライキを起こし、目の焦点を合わせるのも億劫になる。 何も考えたくないんだ。と、誰かが叫んだ。
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