ランニング

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ランニング

あれは僕が夜の8時に近所をランニングしていた時の事 周りには誰もいなく走る音と遠くから聞こえる犬の声だけが響いていた どのくらい走っただろうか…後ろから足音が聞こえた (同じランニングをしている人かな?) チラッと後ろを振り返る そこには誰もいなかった (変だなー?) 再び前を向き走り始めると タッ…タッ… 確かに音はするのだが振り返っても姿が見えない そしてその足音は段々と近くなっていた (やばいっ…普通に怖い…) 走るスピードを上げ足音から逃げようとした 足音もさっきより速度をあげたかのように付いてくる そしてあと2mくらいというところまで音が来たときパタリと音が止んだ 気付くとコンビニまで着いていた (とりあえず…助かったー) 腰を下ろし息を整えていると 「はい。飲み物」 頭を上げるとそこには男の人がジュースを持って立っていた 「…あっ…ありがとうございます」 差し出されたジュースを受け取り飲もうとしたとき 「よく逃げ切ったね」 バッ!と男の方を向いたがそこには誰もいなかった
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