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その先には電話BOXがあった
中に入り電話を調べてみるとお釣り入れの中に紙があり開いてみる
1.金が欲しければ出て右に行け
2.女がよければ出て左に行け
なお女を選んだ場合下の番号を控えろ
警告、これが最後の2拓になる
そう書かれており下には携帯番号が
(警告？得するだけなのに？まぁーいいや)
番号を控え左の方へ歩いて行った
しばらく歩いてみたが何もなく人通りの少ない道が続くだけだった
「やっぱり騙されたかなー帰るか？」
諦めて帰ろうとすると電灯の下に風に吹かれる紙が見えた
「おっ！あった！」
駆け寄り開いて見ると紙には
(後ろに10歩下がり電話をかけてね)
最後にはハートも書いてあり
「ようやくっすねー！よしよし！」
そのまま10歩下がり控えた番号に電話をかける
数コールをならし回りを見るが人影すら見えてこない
「あっれー？」
数歩歩き暗闇に目を凝らす
グシャッ！
後ろから何かが潰れた音がし振り返る
そこには何分か前に別れた彼女が潰れていた
「ヒィィィッ？なっなんで！」
彼女が僕を睨み
「浮気しないって言ったのに！」
それが彼女の最後の言葉だった
よく見るとそこは彼女のアパートで上から飛び降り僕と心中をしようとしたのだとわかった
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