新、ホラー物語

携帯人間

契約を結んだ人間は体が携帯のようになり見たものはコピーしたかのように削除しない限り忘れません。
限りなく携帯のような機能が使えます。

ただし、１日フルで使えば電池もなくなり動けなくなります。なので必ず１日は充電をしてください。

しない場合は機能が停止し死んでしまいます

と、説明書には書いてあった

(…うそっ。でも充電なんてどうすれば！)

最後のほうに契約した携帯を充電すれば大丈夫です。と、記されていた

(急いで充電しないと！)

携帯を握りしめ教室を飛び出そうと曲がった時だった。ドンッ！と、人にぶつかり尻餅をつく

「いったーっい！いきなりどうしたのよ！」

「ごっめん！でも急いで充電…って携帯がない！」

床に四つん這いになり床に目を凝らす

「携帯ならここだよー」
友達が携帯を握り手を振っていた

「そんな振り方しないで！！」

襲いかかるように友達に飛び付いた

「きゃっ！？」

その拍子に体勢を崩した友達は窓のほうによろけ携帯を手放してしまった

数秒後下のほうからｶﾞﾁｬﾝっ！と、音が響いた

「もー！びっくりっ…て…きゃああああああああっ！！」

振り返った先にはバラバラの死体があった