第1章

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「宗次郎は白茜さんにかっこいいところを見せたいようだなぁ。」 はははと笑っているが、白茜は少しテレる。 こういった話なんて初めてだったため照れくさい。 「あ、あの、近藤さん。私のことは白茜って呼んでください。」 「おや、いいのかい?」 「はい!そうやって呼んでほしいんです。」 「そうかい。じゃあそうやって呼ばせてもらうよ。」 人のいい顔を和らげ微笑みを浮かべる。 「そうだな。今度私の友人を呼ぼう。たまに薬を売りにくるんだがいいやつでね。きっと仲良くしてくれるさ。宗次郎とも仲良いしね。」 「友人…ですか…。」 「おや、不安かい?」 「いえ…。私はこの容姿でいじめられてきました。近藤さんの友人さんが私を気持ち悪いと思うかもしれません。いえ、宗次郎さんや近藤さんが希なんです。」 「そうかな?私はとても綺麗だと思うよ。宗次郎もそう思ってるはずだ。そんなに自分を卑下にしないでくれ?」
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