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「宗次郎は白茜さんにかっこいいところを見せたいようだなぁ。」
はははと笑っているが、白茜は少しテレる。
こういった話なんて初めてだったため照れくさい。
「あ、あの、近藤さん。私のことは白茜って呼んでください。」
「おや、いいのかい?」
「はい!そうやって呼んでほしいんです。」
「そうかい。じゃあそうやって呼ばせてもらうよ。」
人のいい顔を和らげ微笑みを浮かべる。
「そうだな。今度私の友人を呼ぼう。たまに薬を売りにくるんだがいいやつでね。きっと仲良くしてくれるさ。宗次郎とも仲良いしね。」
「友人…ですか…。」
「おや、不安かい?」
「いえ…。私はこの容姿でいじめられてきました。近藤さんの友人さんが私を気持ち悪いと思うかもしれません。いえ、宗次郎さんや近藤さんが希なんです。」
「そうかな?私はとても綺麗だと思うよ。宗次郎もそう思ってるはずだ。そんなに自分を卑下にしないでくれ?」
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