第1章

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それは、あんなにとてつもない美人がいるのにも関わらず、誰も見向きも振り返りもしないことだった。 まるで、みんなその人が見えていないかのように。 (もしかして、俺にしか見えてない?) そんな馬鹿な推理をしてみる。 歌舞伎町には綺麗な人が沢山いて、みんな慣れてしまったのだろうか。 なんて事を考えていると、女は小さい路地裏に入っていった。
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