第1章

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俺はその路地裏の前に来た。 そこは異様ともいっていい雰囲気を出していた。 昼なのに、先は真っ暗、三メートル先も見えやしない。 一度入ったら帰っては来られないような気がした。 俺の足は止まってしまった。 (どうする?) 俺は考える。例えこの先へ行ったとして、さっきの女には会えないかもしれない。 しかし、この道は俺を呼んでいる気がした。
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