第1章

6/19
前へ
/21ページ
次へ
人混みのなか、彼女を見失わないように、走って後を追う。 対して彼女は、人混みなど関係のないようにスイスイと歩いていく。 (人混みの中でなんであんなにスムーズに歩けるんだよ!) 俺は心の中で愚痴を言いながら必死に足を動かす。 女は、新宿駅を離れ、歌舞伎町の方面へと向かっていた。 信号を渡り、遂に歌舞伎町の中へと入っていった。
/21ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加