別れと出会い

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翌日。 ついに私の起爆スイッチを押す出来事が起こる。 真依がトイレに行っている間、部屋の子達とわいわい話していた。 この部屋の子達は、真依がいるときは私に話しかけてこないけど、私が単体のときは普通に話してくれる。 「しっ、帰って来たかも。」 「梨沙、戻って!」 こうして気を回してくれる。 私はごめんと謝って、自分のベッドに戻り、小説を開いた。 「ただいまー!!梨沙、お風呂行こう!!」 「おかえり。そうだね、行こうか。」 私に抱きつきながら提案してくる真依。 準備をして二人で大浴場へむかう。 「あっ、忘れ物した!ちょっと行ってくるね!!」 「あぁ、わかった。先に行ってるね。」 真依は何かを忘れたらしく、走って部屋に戻っていった。 私は、先に浴室に行き待機。 しかし、30分たっても帰って来ないため先に入浴。 お風呂に入りながらも注意して見ていたがいる気配はない。
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