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朝、暫く帰る気が無かった我が家に早速帰宅なう
「使い魔ァ?」
ア「うん。お母さんは悪魔王だったでしょ?お父さんは何と契約してた?」
自分が召喚する使い魔は、契約した時点で一生涯を共にする存在なわけでして
何が出るか予測するために、お父さんの使い魔も調査に来た
魂の契約したってのは知ってるけど、見たことないもん
ア「お父さんの使い魔が普通でいてくれれば私にも希望が見える」
「何がだよ…種族何だっけなァ……あ」
思い出したのか、声を漏らしたお父さんは一瞬だけお母さんに目を向けた後、私に視線を戻した
「お父さんの使い魔は、希みたいなのだと思ってくれればいい」
ア「何それ死神?」
「え、なんでわかったんだよ」
「おい聞き捨てならねぇぞ」
ア「こっちの台詞だよ」
お母さんイコール自然災害並みの兵器だとおもってたけど、冗談で言ったのにマジだった
お母さんのように勝手に現れるタイプではないから、会うことは多分ないと言われたけど…一応神だよねそれ
ア「悪魔王と死神を使い魔にしてた両親の子の使い魔………」
ル「何それカオス魔王じゃね?」
ア「笑えねぇよ」
ル「笑ったとこ見たことねぇよ!!」
ハイテンションでつっこむな
実家からそのまま登校し、隣で能天気に笑うルイを見ながら口角を上げて見せた
ル「なるほど、使い魔が魔王じゃなくてアリスが魔王だな」
ア「真顔やめろ」
割と毒舌な時は毒舌…というか温度差のあるルイはめちゃくちゃ真顔だった
して、午後にうつる
ラ「はい、各自魔武器錬成取り掛かるように…錬成終えたら報告ね、少し慣らしてから使い魔召喚に取り掛かること」
「「「「はーい」」」」
朝のホームルームで既に錬成の仕方と使い魔の事を説明した先生のお陰で、良い段取りで各自取り掛かる
ア「……武器か、忘れてた」
ル「アリスみて!!グローブ!!近距離攻撃に見せかけて遠距離も可能だって!!ビョーン!!!」
ア「いやそれは早すぎ。ビックリパンチやめろ」
右が赤色、左は水色のグローブに何色かの石がはめ込まれている
変な効果音でグローブが吹っ飛び、生徒を巻き込んでいるルイはスルーしよう
で、何作ればいいかね
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